最近読んで、久々のヒット
とだったのが

「ファッションから名画を読む」 深井晃子著
これは是非しるしておかねば!!ということで。。。
はじめに、
今まで「人」について描かれた優れた絵画は数多く
その研究もなされているが、「服装」となると
その多くは急に寡黙になり、ほとんど美術史から無視され続けて
きたといってもいいのではないか・・・と書かれています。
同感。
絵画を楽しむときに、人物画や肖像画を描く画家は
きっとその人物がまとう服装に、細心の注意を払っているはず。
なぜなら、その時代の特徴的なスタイルやイメージを
表現するのに最適だし
絵全体の中の色調の調和をとるためにも、欠かせないものだから。
その服装から絵画を観る・・・なんてエキサイティング♪♪
本の内容は
絵画に登場する市井お人々の活き活きとした様子や
布や装飾品、ディテール(靴・傘・パラソル・下着など)
そして、印象派と近代パリ・モードについてなどなど。
とても楽しく読みました~!!!
特に印象に残ったのは・・・
○<モナ・リザ>について
たいていの場合、服装はその時代と社会をはっきり示すことが多く
ちなみにこの時代は、
装飾的なドレスが大変流行っていたにも関わらず
モデルの女性は、黒(もしくは深緑)の
シンプルなドレス&ノーアクセサリーのみ。
そして、あの微笑んでいるのかいないのか・・・未だに謎の多い表情
つまり、この服装からも表情からも読み取りにくいからこそ
多くの人を引き付ける作品であるとのこと。
ダヴィンチは、やっぱり天才?!!
このダヴィンチに仕掛けられた謎に、翻弄されてしまうのですね。
○時代と色について
この章では、色彩の授業で話す「色名」の由来について書かれています。
それを絵画にある服装とその時代背景に照らし合わせながら
説いていくところが興味深いです。
(ぜひ、私の授業でも取り入れたいところ!)
参考文献として、色で見る中世ヨーロッパという本も紹介されているので
是非、続けて読んでみたいと思います。
うーん・・・本はやっぱり心の旅路?(←有隣堂だー)
ですね!
。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚
続いては、「流行色」
こちらは、会員誌なので定期的に自宅に届けられるものです。
届けられるたびに、熟読して
授業内でエピソードとして話すと
生徒さんもとても喜んで興味を示してくれるのですね。
内容も、ファッションのみならず
インテリア・家電・車など多岐にわたって分析されているので、「色」から「今」を知るための1冊!という本です。
今回の内容としては・・・
○2008年カラートレンド動向の分析
○オートカラーアワード2009
○2009~2012年までのファッションカラーの概要
○2008年のカラーマーケット分析
○トレンドピックアップ(ビジュアル系について)
○2009春夏のシューズ&バッグトレンド
○その他コラムなど
必ず、私が振り返り読むのは、昨シーズンのトレンド分析です。
これは、全国の百貨店の消費値や街角調査から分析したもので
たとえば、2007年までは「黒」の流行が続いていました。
それは、高級エレガンス志向によるものですが
2008年からは、景気減退やナチュラル&エコ志向により
久しぶりにベージュやグレーが台頭してきた、など。
色は広義の意味で、性格や気分(ブルーなきもちなど)を指しますが
世相を反映して、本当に消費される色が変わるんですね。
そして、2009年春夏では引き続き
自然回帰・癒やしがテーマなので
トライバル(アフリカ・インド)なカラー・・・赤・オレンジ・黄色など
ニュアンスカラー・・・ベージュ・ピンクベージュ・ニュアンスグレーなど
「素」の素材の服・小物等が流行っているわけです。
たかが流行、されど流行・・・なのでしょうか。
知っていると色々なモノやヒトや動きがみえて面白いと思います。
知っているけど、あえて取り入れない
もしくは、自分のアンテナに引っかかるものだけ取り入れる・・・
知らないけど、知りたくもない
もしくは、とりあえずみんなが着ているから取り入れる・・・
人それぞれでしょうけれど
考えもせずに、横並びになることは避けたいな、と思っています。
色を通してたくさんの事を学べる、考えることができる
とても刺激的な本に出会えたことがうれしかった一日でした♪
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